ラ・カピチュラシオン・ヌ・パイエ・パ! 2020 / ル・トン・デ・スリーズ Le Capitulation Ne Paie Pas ! 2020 2020 / Le Temps des Cerises

¥4,840

※こちらのワインは、お一人様1本まででお願いいたします。

商品No:100730
容量:750ml
生産地:フランス/ラングドック
タイプ:赤
品種:サンソー(一番最初に収穫した葡萄)

生産者について
薄旨の赤ワイン、ナチュラルワイン好きの方であれば、つい使いたくなるフレーズですが、薄旨の赤といえばル トン デ スリーズを思い出さずにはいられません。いつも心優しいアクセル プリュファーの柔らかい人柄がそのまま液体に表現されているかのようです。

ドメーヌ名となっている「ル トン デ スリーズ(さくらんぼの実る頃)」は、1866年にジャン=バティスト クレマンによって作詞され、アントワーヌ ルナールの手によって作曲されたフランスの古い歌曲です。この曲は後に、パリ コミューンをめぐる歴史に強く関連付けられ、作詞家のジャン=バティスト クレマンが想いを寄せていた女性が、「血の一週間」の間に殺害され、彼女を失った悲しさと儚い恋の想いを綴ったものと言われています。
  そんな悲劇から生まれた歌曲から自らのドメーヌ名をとったのは東ドイツ出身のアクセル プリュファー。経済大学に2年ほど通っていましたが、自分の望む本来の生き方とは違うのではないかと疑問を抱き、バーなどで働きはじめます。その後、兵役に就くのを嫌ってキャンピングカーに乗り込み、安住の地を求めて放浪。そして行き着いたのがフランス ラングドック地方。この地で彼は、ヤン ロエル、ジャン=フランソワ ニック、エリック ピュフェリン(ラングロール)と出会い、彼らからワイン造りの手法とそれにかける情熱を学び、自らもワイン生産者となりました。

ル トン デ スリーズのワインを産する畑は、南フランス ラングドック地方のベダリューという街からすこし山を登った森の中にあります。畑の多くは標高の高い山間にあり、比較的涼しい気候と乾燥した風によってみずみずしさと清涼感のある味わいを備えたワインとなります。畑でのブドウ栽培においては、除草剤や殺虫剤、化学肥料を用いない自然な栽培を行い、醸造に関しては自然酵母による発酵にはじまり人為的な介入を避けたシンプルな方法で醸造を行っています。

輸入元コメント

キュヴェ名は様々な意味を含んでおり、直訳すると「屈服するまで支払わない!」ですが、転じて「(税金は)屈服しても支払わない!」と「結局降伏は意味がない」と言うダブルミーニング。後者はWWⅡ中に使われた表現で、「弾圧に抵抗し続けなければならない、決して諦めてはいけない」という意味を持っています。

収穫したブドウをプレス機の中で5時間マセラシオン。この方法でフレッシュ感や淡い色調を出しています。照りのあるエッジがオレンジ掛かった淡いロゼのような外観。抜栓直後から果実由来の甘いフルーティーさが感じられます。イチゴ、ラズベリー、ルバーブ、若干のシャンピニオン香を感じられます。味わいは、抜栓直後にはピチピチしたクリスプ感を感じます。果実感が弾ける、活き活きとした味わい。ザクロやスグリ系の小粒で酸のしっかりある果実の香り。程よい酸とミネラル、果実のバランスが素晴らしく、殆ど感じないタンニンに加え、軽やかでフレッシュな果実味、素晴らしいワインです。

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