エル・ダンジュ 2018 / アレクサンドル・バン L.D'Ange 2018 / Alexandre bain

¥7,920

商品No:100135
容量:750ml
生産地:フランス / ロワール
タイプ:白
品種:ソーヴィニヨンブラン100%

サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ。子供の頃、農業を営んでいた祖父の仕事を見て興味を持ち、農業学校へ進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父親がナチュラル ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積みました。メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11ha程になり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から、印象的な味わいのワインを生み出しています。

「本物のプイィ フュメ、サンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。」そう信じた彼は、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずに、ビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培。粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るため収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを獲るため収穫時期を遅らせます。そのせいで、一部のブドウにボトリティス菌 (貴腐菌) が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた、従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。

かつてはピエール プレシューズを構成していた区画の一つ、粘土石灰質土壌の区画で、地下の岩盤層に近く表土も薄い硬い石が多く見られる畑。そこに植わる樹齢50年以上のソーヴィニヨンブランから造られるワイン。大きな石が散らばるこの畑での作業は非常に困難で、膨大な労力が必要になるものの、この畑から生まれるワインは、透明感と繊細な品の良さを備えた、非常に美しいバランスの風味を備えます。大樽で24か月熟成の後、ノンフィルター、亜硫酸を使用せず瓶詰。

黄色系の花の様な濃いフローラルな香り、熟したリンゴや洋ナシ、花梨、アプリコットといった熟した果実の香りが湧きあがります。徐々にローリエやディルの様なフレッシュハーブのニュアンスが加わり、より複雑なアロマが感じられます。抜栓後しばらくすると、若干酸化のニュアンスが感じられますが、全体的に香りの要素の輪郭がはっきりしており、上級キュヴェの貫禄がある香りが特徴です。

味わいは、果実のボリュームと太いミネラルと酸が高いレベルで感じられ、豊かな果実とかすかな塩味を感じるミネラルが絶妙なバランスを与えています。アロマと味わいの豊かさが特徴のエルダンジュですが、2018vtは暑かった年を反映して、非常に豊かなボディと味わいを表現してくれています。(輸入元資料より)

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