シャン・クチュリエール 2019 / アレクサンドル・バン Champ Couturier 2019 / Alexandre bain

¥9,350

商品No:100136
容量:750ml
生産地:フランス / ロワール
タイプ:白
品種:ソーヴィニヨンブラン100%

サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ。子供の頃、農業を営んでいた祖父の仕事を見て興味を持ち、農業学校へ進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父親がナチュラル ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積みました。メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11ha程になり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から、印象的な味わいのワインを生み出しています。

「本物のプイィ フュメ、サンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。」そう信じた彼は、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずに、ビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培。粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るため収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを獲るため収穫時期を遅らせます。そのせいで、一部のブドウにボトリティス菌 (貴腐菌) が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた、従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。

こちらも、かつてはピエール プレシューズを構成していた区画のエリアで、表土の部分に小石が多く見られる粘土質の少ない石灰質土壌。以前の畑の所有者が施した農薬や化学物質の影響の為か、2007年~2012年まで収穫が得られませんでした。しかし、生きた土壌を取り戻すことに努めた結果、2013年にようやく初収穫。2014年からシャン クチュリエールとして生まれ変わることになりました。今回は2015vt以来、3回目のリリースとなります。畑のブドウの平均的な樹齢は30年ほどで、貴腐がついたブドウと通常のブドウが半々となったタイミングで収穫され、自然酵母による発酵を経て古樽にて熟成されます。

非常に引き締まった印象の香りが支配的。硬質ながらも非常に凝縮した香りで、ポテンシャルが高いバタールモンラッシェの様な香り。味わいはグッと目の詰まった凝縮感のある液体で、引き締まった硬質なミネラルと上質な酸が、圧倒的な味わいを下支えしてくれています。圧倒的に素晴らしいポテンシャルがあり、現在でもその片鱗を感じられますが、熟成によりどこまで進化するのか分からない程の底深さが感じられます。(輸入元資料より)

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