※こちらのワインは、お一人様1本まででお願いいたします。
商品No:100729
容量:750ml
生産地:フランス/ラングドック
タイプ:赤
品種:グルナッシュ
生産者について
薄旨の赤ワイン、ナチュラルワイン好きの方であれば、つい使いたくなるフレーズですが、薄旨の赤といえばル トン デ スリーズを思い出さずにはいられません。いつも心優しいアクセル プリュファーの柔らかい人柄がそのまま液体に表現されているかのようです。
ドメーヌ名となっている「ル トン デ スリーズ(さくらんぼの実る頃)」は、1866年にジャン=バティスト クレマンによって作詞され、アントワーヌ ルナールの手によって作曲されたフランスの古い歌曲です。この曲は後に、パリ コミューンをめぐる歴史に強く関連付けられ、作詞家のジャン=バティスト クレマンが想いを寄せていた女性が、「血の一週間」の間に殺害され、彼女を失った悲しさと儚い恋の想いを綴ったものと言われています。
そんな悲劇から生まれた歌曲から自らのドメーヌ名をとったのは東ドイツ出身のアクセル プリュファー。経済大学に2年ほど通っていましたが、自分の望む本来の生き方とは違うのではないかと疑問を抱き、バーなどで働きはじめます。その後、兵役に就くのを嫌ってキャンピングカーに乗り込み、安住の地を求めて放浪。そして行き着いたのがフランス ラングドック地方。この地で彼は、ヤン ロエル、ジャン=フランソワ ニック、エリック ピュフェリン(ラングロール)と出会い、彼らからワイン造りの手法とそれにかける情熱を学び、自らもワイン生産者となりました。
ル トン デ スリーズのワインを産する畑は、南フランス ラングドック地方のベダリューという街からすこし山を登った森の中にあります。畑の多くは標高の高い山間にあり、比較的涼しい気候と乾燥した風によってみずみずしさと清涼感のある味わいを備えたワインとなります。畑でのブドウ栽培においては、除草剤や殺虫剤、化学肥料を用いない自然な栽培を行い、醸造に関しては自然酵母による発酵にはじまり人為的な介入を避けたシンプルな方法で醸造を行っています。
「一歩、横に」という結婚式の際にも使われる言葉で、忠誠を意味する。人が為すことを一歩離れ、客観的に見つめ直すというアクセルの冷静な想いが込められた名前のワイン。
チャーミングではあるもののしっかと凝縮した果実味が特徴で、厚みのある果実のフレーバーに満ちています。ル トン デ スリーズのワインの中では、もっとも骨格がはっきりとしており密度のあるワイン。低い収量の凝縮したブドウを丁寧に収穫、自然酵母のみで発酵させ、2週間ほどマセラシオン カルボニックを行った後に大樽にて熟成。亜硫酸を使用せずに瓶詰めされます。さくらんぼやラズベリーなどのキュートな果実の香りに加え、フローラルな香りも感じられます。淡く、薄い外観とは裏腹に、コクを感じる味わい。クランベリーチョコレートの様に果実の甘味をカカオが引き締めている味わいで、余韻には繊細な旨味も感じらます。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
20歳未満には酒類の販売をいたしません。